希望を見い出す才能

希望を見い出す才能

なぜに今頃?という感じですが、「グレートギャッビー」を読みました。 といっても私が読んだのは、村上春樹さんの翻訳ではありませんでした。 「グレートギャッビー」は-、その昔ロバートレッドフォード主演の「華麗なるギャッビー」で、なまじかつ、そのおおまかなストーリーを知っていただけに(といっても、映画も観たことはないのですが、)なんだかかえって物語の世界に入り込みにくくて、今まで途中で何度か投げ出してしまっていたのです。 正直、私にとって、真ん中過ぎあたりまでは、退屈でした。だから今まで投げ出してしまっていたのだと思います。 やはりギャッビーとデイジーが再会を果たしてから、俄然面白くなってきます。 おしまいから読んでいけばよかったと思ったくらい、ラストあたりが強烈に印象に残りました。 いうなれば、一人の女の人のために、人生を台無しにされてしまった、成り金青年の栄光と挫折の物語? 挫折ではないですね。悲運とでもいえばよいのでしょうか?結末はあまりに悲劇的。 とってもお金持ちで美しいお嬢様、デイジーに恋をした、貧しい青年ギャッビーが、彼女を手に入れるために、一文なしから立ち上がり、大富豪にまで上りつめていくという、お話。 ギャッピーさんかっこいい。たった一人の女性への想いのために、見事に大金持ちになってしまえるなんて。その動機が、いじらしいというか、単純というか、純粋というか、ああ、素敵。 人生の希望に対する高感度の感受性を持つ男。希望を見いだす非凡な才能を持つ男。ギャッビー。 でもどうしても若かりし頃のロバートレッドフォードをイメージしてしまいました。 それにしても、デイジーさんは、あそこまでギャッビーに愛されて、果報者すぎ。 いわゆる、彼女こそが、ギャッビーにとって、富と栄光と成功の象徴、アメリカンドリームそのもの だったのかもしれませね。